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町を食い物にする魑魅魍魎！？～福岡県大刀洗町の闇を探る～その10

独自記事
2019年12月25日

今宵はクリスマス。
皆様どうおすごしでしょうか？

安倍政権は「桜を見る会」をきっかけに、反社会的勢力の定義とは何か？と議論になりました。
政府が「反社の定義は困難」と閣議決定したことで周囲の混乱を招きましたが、
この町「大刀洗町」にもいわゆる「反社」も顔負けなことをしている人たちがいるようだ。

来年1月19日、大刀洗町の町長選挙の投票日である。
現町長が町長選に出馬しないというニュースは、前号で述べた通りだが、ここにきて魑魅魍魎とその周辺の動きが慌ただしくなってきているとの情報が入ってきたので、そのいくつかをご紹介したい。

【なぜか沸き上がって結局中止になった公開討論会】

12月中旬、町長選に出馬を表明している某候補者の後援会は、総決起大会の案内に加えて、一般社団法人みい青年会議所（JC）の公開討論会の開催趣旨を全町民に知らせた。地元の事情通によると、この時点で「町民の皆様」宛に出した後援会名の通知は、公職選挙法「事前運動」に抵触する可能性もあるという。

結局、立候補予定の３名中２名が不参加を表明したため、公開討論会は中止となった。
ここで不可解なのは、今回の町長選に「みい青年会議所」が積極的に関与しているということである。
同じ事情通は、同会議所は小郡市や三井郡を活動エリアとしているが、最近における同地区の首長選挙で公開討論会が行われたことは記憶にないという。それが小さな大刀洗町で性急に行おうとするのは、何かしらの意図があるとしか思えないとしている。
簡単に言えば「このタイミングで公開討論会？」
私個人の見解は「みい青年会議所」と「魑魅魍魎」との関係性を疑うばかりで、後継者を援護している様に感じる。
しかも、公示までにこれから新たな候補者が出てくる可能性もあり、この時点で公開討論会を呼びかけるのは如何なものだろうか？

ちなみに、全国の青年会議所をとりまとめる日本青年会議所は青年会議所運動と選挙活動について、次のような見解を示している。

「各地会員会議所は組織として特定の政党、政治家および候補者の支持、応援、選挙運動などを行ってはならない。」

公開討論会への不参加を表明した候補者は、実施者が上記の見解に沿っているのかということに加え、「中立・公平」について疑念を抱いた可能性が高い。

【魑魅魍魎の暗躍！？】

一方で、魑魅魍魎は地元企業（土木、建築、電気工事…）の社長を町長室に呼んだり電話するなどして、自身が後押ししている出馬予定者を応援するように依頼しているのだという。
地元工事業者であれば町の公共事業の入札等に関わることもあるわけで、ある種の脅しとみることもできる。
さらには、役場の職員までも町長室に呼び、その出馬予定者の後援会名簿にサインするよう迫っているとのことで、もし本当であれば完全な職権乱用である。

魑魅魍魎さん、残された任期もあとわずかというのに、その異様な頑張りよう…
もしかして、あなたは院政でも敷きたいのですか？
兎にも角にも、公示前から早くも荒れ模様になってきた大刀洗町町長選挙。
まずは公正な不正なき選挙が行われるよう願って止まない。