平野美宇「これが現実。まだチャンスはあるので守る気持ちを捨てて挑みたい」五輪代表に望み捨てず
- スポーツ
- 2019年12月10日
ITTFチャレンジプラス・ノースアメリカンオープン<12月4~8日/カナダ・マーカム> 大会最終日の12月8日、女子シングルス決勝で平野美宇(日本生命/同11位)は石川佳純(全農/世界ランク10位)にゲームカウント2-4で敗れて準優勝に終わった。
東京五輪選考レースで壮絶なシングルス代表候補2番手争いを繰り広げている両者。今大会でポイントを加算できなかった平野(10695ポイント)は優勝で200ポイントを加算した石川(10830ポイント)に逆転され、残り1大会を残して3番手に順位を落としてしまった。
ー 試合を振り返って、今の気持ちは
負けてしまったので、グランドファイナルを頑張るしかないなという感じです。
ー どんな気持ちで決勝に臨んだ
この大会が大きいということはわかっていたので。すごく大事な試合だったんですけど、自分の力が足りなくて負けてしまった。
決勝ではちょっとの迷いが勝敗を分けてしまったので。そこは自分に自信が足りなかったと思います。
ー 優勝を逃してポイントを加算できなかったが
優勝しなければ、加算されなかったので。優勝できなかったのでしょうがないんですけど。(決勝まで進めて)たくさん試合ができたので、チャレンジプラスに出場してよかったです。
ー 五輪選考レースについて
オリンピックの代表になることは簡単なことではないですし、これが現実かなと思うので。残り1大会。最後までやり切りたいなと思います。
今日まではポイントで(石川佳純選手より)リードしていたので。2位(シングルス代表候補2番手)を守りたいと思っていたんですけど、今回で3番目になったので、逆にプレッシャーも軽くなるので、(グランドファイナルでは)勝てるようにしたいです。
ー 泣いても笑っても次のグランドファイナルがラストになるが
グランドファイナルはすごく厳しい戦いになると思います。2番手にいた時は、練習したことを出すというより、なんとかして勝ちたい(順位を守りたい)という気持ちがあったので。
今回負けてしまったんですけど、まだチャンスはあるので。思い切ってやるしかないかなと思います。(初戦で)トップ8の選手と当たるので、全員強いので。守る気持ちを捨てて(チャレンジャーとして)挑みたいです。
平野、石川の両選手はシングルス代表の残り1枠をかけて今年最後の国際大会「グランドファイナル<12月12~15日/中国鄭州>」に挑む。
【ITTFチャレンジプラス・ノースアメリカンオープン】
<女子シングルス決勝>
石川佳純 4-2 平野美宇
11-9/11-8/1-11/14-12/6-11/12-10
一言コメント
出来ればどちらも行かせてあげたい。
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