橋復旧に想定以上の時間、南阿蘇鉄道の全線復旧ずれ込む
- 事件・事故
- 2019年11月14日
熊本地震で被災し、一部区間で運休が続く熊本県の第3セクター・南阿蘇鉄道(高森町)の全線復旧が、当初目標の2022年度中から23年夏頃にずれ込むことが分かった。関係者によると、鉄道橋の復旧に想定以上の時間がかかることが判明したという。
同鉄道は、高森(高森町)―立野(南阿蘇村)を結ぶ17・7キロのローカル線。16年の熊本地震で線路の流失やトンネルのひび割れが相次ぎ、中松(南阿蘇村)―立野間(10・6キロ)で運転を見合わせている。復旧工事は18年3月に始まった。基礎部分に亀裂が入った鉄道橋「第一白川橋梁(きょうりょう)」は5年程度で復旧すると概算していたが、詳細設計の段階で工期が延びる公算が大きくなったという。
同鉄道は、渓谷にかかる同橋梁からの絶景などで知られ、観光や通勤・通学に使われていた。15年度の輸送客数は約25万7000人。
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