キヤノン、通期44%減益に 米中摩擦で再三の下方修正
- 企業・経済
- 2019年10月29日
キヤノンは28日、2019年12月期連結業績予想を下方修正し、純利益を従来の1600億円から1400億円に引き下げた。前期比で44.6%の減益となる。米中貿易摩擦による中国経済の減速などが響いたためで、下方修正は4月と7月に続き3回目。
中国や欧州で販売する複合機などの販売が低迷しているほか、日本でもカメラ市場の縮小に伴って一眼レフが苦戦。売上高は3兆7450億円から3兆6250億円に下方修正した。
一方、医療機器や監視カメラの事業は堅調で、新製品の販売を強化する方針だ。記者会見した田中稔三副社長は「構造改革も進め、業績回復につなげる」と説明した。
一言コメント
グローバルで勝負する企業も大変だ。
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