“リレー侍”アジア新で銅 サニブラウン「もうちょっと良い色がほしかった」/陸上
- スポーツ
- 2019年10月6日
陸上・世界選手権第9日(5日、ドーハ)男子400メートルリレー決勝で多田修平(住友電工)、白石黄良々(セレスポ)、桐生祥秀(日本生命)、サニブラウン・ハキーム(米フロリダ大)の日本が37秒43のアジア記録をたたき出し、2大会連続の銅メダルを獲得した。銀メダルに輝いた2016年リオデジャネイロ五輪で出した従来の記録を0秒17更新。金メダルを目指す20年東京五輪に向けて確かな進歩を示した。
アンカーとして貢献したサニブラウンは「もうちょっと良い色がほしかったけど、アジア記録なので来年(の五輪)に向けていい流れを作れたのかな」と、悔しさと手応えをにじませた。
予選では小池祐貴(住友電工)が担った第1走者を多田に変更。鋭い出足が持ち味の23歳がスタートを決め、バトンはよどみなくアンカーのエースへ。トップの米国に次ぐ英国との2位争い。0秒07差で3着となったが、慎重につないだ予選とは打って変わった攻めのバトンワークでアジア新につなげた。
東京五輪では第2走者としての期待が懸かるサニブラウンは「走力をもう1、2段階上げないと金は全然見えてこない。個々でもっと速くならないといけない」と表情を引き締めた。
一言コメント
100メートルの屈辱を晴らしてくれた。
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