台風10号北上 太平洋側中心に猛烈な雨、風、しけ 厳重警戒
- 政治・経済
- 2019年8月15日
大型の台風10号は、15日(木)にかけて四国から九州に接近、上陸するおそれがある。西日本と東日本は、太平洋側を中心に猛烈な雨が降り、猛烈な風が吹き、猛烈なしけとなる予想だ。
土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水や氾濫、暴風や高波に厳重な警戒が必要となる。
大型の台風10号は、14日(水)午後3時には種子島の東南東の海上を、1時間におよそ15キロの速さで北へ進んでいる。中心の気圧は965ヘクトパスカル、最大瞬間風速は40メートル。
台風はこの後も北上を続け、15日には四国から九州に接近し、上陸後は西日本を縦断する見込み。15日夜には日本海に達し、速度を速めて日本海を北東に進み、17日(土)朝までに日本海で温帯低気圧に変わる予想だ。
台風の接近に伴い、西日本と東日本の太平洋側では、台風周辺の暖かく湿った空気が流れ込み、大気の状態が不安定となっている。また、西日本太平洋側には、台風周辺の発達した雨雲が流れ込み、西・東日本は雷を伴い局地的に非常に激しい雨を観測している。16日(金)にかけては、台風本体と周辺の発達した雨雲がかかり、西日本から東日本の太平洋側を中心に広い範囲で雷を伴った非常に激しい雨が降り、猛烈な雨の降る所がある予想だ。
台風の接近、および通過による総雨量は、西日本と東日本は太平洋側の南東斜面を中心に、多い所で1200ミリを超える大雨となるおそれがある。普段は比較的雨が少ない瀬戸内地方などでも大雨となるため、土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に厳重な警戒が必要だ。
また、台風と台風から変わる温帯低気圧の接近に伴い、北海道では16日午後から17日にかけて大雨となるおそれがある。落雷や竜巻などの激しい突風にも注意が必要で、発達した積乱雲が近づく兆しがある場合には、建物内に移動するなど安全確保に努めるよう心掛けたい。
西日本から東日本の太平洋側や南西諸島では、台風の影響で海上を中心に強い風が吹き、うねりを伴った大しけとなっている。西日本の太平洋側や南西諸島では、台風の接近に伴って風が強まり、非常に強い風が吹き、西日本では15日朝は猛烈な風が吹く所もある予想だ。また、西日本から東日本の太平洋側では、これから15日夜にかけて、猛烈にしける所がある。暴風やうねりを伴った高波に、厳重な警戒が必要だ。
なお、台風と台風から変わる温帯低気圧の接近に伴い、北日本では16日(金)から17日(土)にかけて非常に強い風が吹き大荒れの天気となり、大しけとなるおそれがある。
19日(月)にかけては、大潮の時期にあたるため平常時の潮位が高くなる。台風の接近・通過に伴い、西日本では15日は海岸や河口付近の低地での高潮に対する警戒が必要だ。なお、潮位が堤防を越えなくても、潮位が高い中で高波があると波が海岸堤防を越えて浸水するおそれがある。高潮や、高潮と重なり合った波浪による浸水などにも警戒が必要だ。
一言コメント
外出も控えたほうがいい。
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