「クイーン」就航、来年7月15日 JR九州高速船、釜山航路に
- 企業・経済
- 2019年7月30日
JR九州高速船(福岡市博多区)は29日、福岡-韓国・釜山航路に導入する新型高速船「クイーンビートル」の就航日を、令和2年7月15日に決定したと発表した。1日2往復(繁忙期を除く)のうち、1往復を大型の新船に置き換えることで、1日当たりの定員を増やす。
クイーンビートルは、定員502人で、福岡-釜山を3時間40分で結ぶ。既存のビートル(定員191人、所要時間3時間5分)に比べ、大型化を図った。
クイーンビートルは、高速航行でも揺れが小さい「三胴船」の方式を採用し、現在、オーストラリアで建造している。
船内には、ビジネスクラスを120席設け、軽食も提供する。免税店や展望デッキ、キッズルームなども整備する。運賃は、既存のビートル(片道大人1万4千円)と同程度か、上回る見通し。ビジネスクラスはプラス5千円となる。
福岡市内で記者会見したJR九州高速船の水野正幸社長は「価格や時間はLCC(格安航空会社)に勝てないが、乗ることに意味があるという観点で勝負したい」と語った。デザインを手掛けた工業デザイナーの水戸岡鋭治氏は「ぜいたくな船旅を味わえる」とアピールした。
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