ソフトバンクG、ビジョンファンド2号を設立-総額11.7兆円
- 企業・経済
- 2019年7月27日
(ブルームバーグ): ソフトバンクグループは26日、人工知能(AI)など世界の先端テクノロジー企業に投資する「ソフトバンク・ビジョン・ファンド(SVF)」第2弾の設立を発表した。総額は約1080億ドル(11.7兆円)の予定。
資料によると、ソフトバンクGの出資額は380億ドル。米アップルやマイクロソフトに加え、日本からはみずほ銀行や三井住友銀行、三菱UFJ銀行、第一生命保険、大和証券グループ本社などが参加する見通し。
1号ファンドに出資していたサウジアラビアのパブリック・インベストメント・ファンド(PIF)やアブダビ首長国のムバダラ開発公社は、現時点で出資者に含まれていない。ソフトバンクGの広報担当、沢竹大輔氏によれば、現在、協議を継続しているという。
2016年に設立が発表されたSVFの1号ファンドにはサウジのPIFやアブダビのムバダラ開発公社、アップルやクアルコム、台湾の鴻海精密工業、シャープなどが出資。3月末時点の出資総額970億ドルのうち、ソフトバンクGは281億ドルを出資し、同社が得た投資リターンは成功報酬を含め62%だった。19年3月期には、ビジョンファンドから営業利益の半分以上を上げた。
5月時点の投資先は82社で、米配車サービスのウーバー・テクノロジーズは同月に新規株式公開(IPO)した。事情に詳しい関係者によると、シェアオフィス事業の米ウィーワークも9月のIPOを目指している。孫正義社長は5月の決算会見で、「ビジョンファンドに対する情熱が私の情熱の97%」と話していた。
(c)2019 Bloomberg L.P.
一言コメント
相変わらず突っ走るね。
コメントする