生活保護費支給ミス99世帯 過大698万円、過小40万円 熊本県
- 政治・経済
- 2017年5月19日
生活保護費の支給額を誤るミスが相次ぐ熊本市は18日、新たに95世帯に計698万円の過大支給と、4世帯に計40万円の過小支給があったと発表した。過去の判明分と合わせ支給ミスは計484件となった。
市によると2004年4月~17年4月、障害の程度に応じた障害者加算や、年末に支給する期末一時扶助加算の計算などを誤っていたという。時効分を除く過大支給した計539万円の返還を求め、過小分の計2万円は追加支給する。
15年11月に支給ミス17件が発覚し、市は「総点検」を実施したが、以降も過去のミスや新たなミスが相次ぎ判明したため、16年度に約1年かけて調べ直した。市保護管理援護課の担当者は「職員の知識やチェック不足が要因」と説明している。今後、チェックシートを使った定期点検や新たな電算システムを導入し、ミス防止を図るとしている。
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