カズ「令和も駆け抜ける」 史上初3元号ゴール「決めたいね」
- スポーツ
- 2019年4月2日
J2横浜FCのFW三浦知良(52)は新元号「令和」が発表された1日、横浜市内で取材に応じ、史上初となる3時代でのゴールに照準を定めた。86年(昭61)にブラジルでプロ契約を結んだカズは、プロのサッカー選手として昭和、平成、令和を駆ける唯一の存在。新時代の初戦となる5月5日の京都戦から新たな戦いが始まる。
もはやカズだけが達成可能な記録だ。プロの第一線に立ち、昭和、平成の時代にブラジル、日本などで記憶にも記録にも残るゴールを決めてきた。3つ目の元号「令和」でも得点を決めれば当然、史上初の快挙となる。「令和でも決めたいね。その前に(残り1カ月となった)平成でも早く1点取りたいけど」と笑った。
新元号発表にはカズも高揚。11時29分にテレビをつけ見守った。令和の到来を知ると今度は一転、平成の記憶がよみがえった。例えば92年、日本代表の欧州遠征に同行したメディアは2人だけ。それが翌93年にはJリーグが誕生、代表合宿も150人近いメディアが集結した。今やW杯出場も当たり前。カズは「これほど変化した競技は他にないと思う」と感慨深げだった。
カズ自身、先頭に立ち、平成の日本サッカーをけん引した。令和が近づき、再び新たな変化を感じているという。「ここ1、2年は大物外国人が来たり、提携国枠もあって外国人が増えている。日本人が頑張らないといけない時代。少しでも欧州主要リーグに近づけるように、また新しい歴史をつくっていければ」と話した。
名門サントスと初めてプロ契約したのは86年(昭61)。88年にはブラジルのリーグ戦で日本人初得点も決めた。「今も僕のサッカー人生に大きく影響している」と言う。昭和を原点とし、全力で平成を駆け抜け、来月5日の京都戦で新元号の初陣を迎える。52歳のカズは目を輝かせながら言った。「令和の時代も駆け抜けたいね!」。
《ジャンボ、武豊も》カズのほかにも「昭和」「平成」「令和」で活躍するレジェンドが存在する。男子ゴルフでツアー94勝を挙げる尾崎将司(72)は今年50年目のシーズンを迎える。13年にはツアー史上初のエージシュートを達成。今季もレギュラーツアー参戦を表明。JRA騎手の武豊(50)は87年3月に初騎乗し、翌年にG1初勝利。昨年はJRAで史上初の通算4000勝を達成し現在34勝でリーディング2位につけている。
一言コメント
カズならやってくれそうだ。
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