辺野古移設、沖縄県民投票始まる 埋め立て賛否問う
- 政治・経済
- 2019年2月24日
米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の名護市辺野古への移設を巡り、埋め立ての賛否を問う県民投票は24日、県内各地で投票が始まった。大半の市町村で午後9時ごろから開票が始まり、夜遅くに大勢が判明する見通し。
投票資格者総数は115万3589人で、20.58%にあたる23万7447人が23日までに期日前投票を済ませている。
「賛成」「反対」「どちらでもない」の三つの選択肢のうち、最も多かった票数が投票資格者総数の4分の1(28万8398票)に達した場合、県民投票条例に基づいて玉城(たまき)デニー知事に尊重義務が課せられ、玉城知事は首相と米大統領に結果を通知する。
投票結果に法的拘束力はなく、政府は結果にかかわらず移設工事を進める方針だが、移設計画に影響を与える可能性がある。
沖縄で県民投票が実施されるのは、日米地位協定の見直しと米軍基地の整理・縮小の賛否が問われた1996年9月以来、2回目。条例に基づく都道府県単位での実施例は他にない。96年の県民投票は投票率59.53%で、「賛成」が投票総数の89.09%だった。
辺野古移設に反対する玉城知事を支える県政与党や企業、団体でつくる「オール沖縄」勢力は「圧倒的な民意を示す」として組織的な運動で「反対」の投票を呼び掛けた。一方、県政野党の自民や中立会派の公明、維新は自主投票とした。
一言コメント
知事サイドは投票率も気になるところだろう。
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