稲田朋美氏は人望に難…細田派、ポスト安倍不在
- 政治・経済
- 2019年1月7日
安倍首相の出身派閥でもある自民党細田派(清和政策研究会)が「ポスト安倍」候補の不在に苦しんでいる。次期総裁選では、主流派としての地位確保を優先し他派閥の候補を支持する――との選択肢も浮上している。
昨年12月4日夜、東京都内で細田派の忘年会が開かれた。
「ポスト安倍を、ぜひ清和研から出そう」
同派最高顧問の衛藤征士郎・元衆院副議長がそう呼びかけると、幹部が「最大派閥として当然だ」と応じ、盛り上がったという。
とはいえ、「誰を担ぐか」という具体論になると、派内に衆目の一致する適任者は見当たらないのが実情だ。
首相が最も期待を寄せるのは、側近の下村博文・党憲法改正推進本部長(64)だとされる。第1次安倍内閣で首相をそばで支える官房副長官に、第2次内閣では文部科学相に起用した。ただ、派内の評価は今ひとつ。中堅は「自分だけ目立とうとして、後輩議員の面倒見がよくない」と辛口だ。
首相は稲田朋美・党筆頭副幹事長(59)にも目をかけている。「女性初の首相候補」に育てようと第2次内閣発足以降、行政改革相、党政調会長、防衛相など要職に充てて経験を積ませてきた。難点は、経歴が人望に直結していないことだ。
一言コメント
政治の世界も人材難!?
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