錦織4強逃す フェデラーに6連敗、自力の最終戦出場は消滅<パリ・マスターズ>
- スポーツ
- 2018年11月3日
男子テニスのロレックス・パリ・マスターズ(フランス/パリ、室内ハード、ATP1000)は2日、シングルス準々決勝が行われ、第10シードの錦織圭は第3シードのR・フェデラー(スイス)に4-6, 4-6のストレートで敗れ、2014年以来4年ぶり2度目のベスト4進出とはならなかった。この日でフェデラーに6連敗となり、Nitto ATPファイナルズ(イギリス/ロンドン、室内ハード)の出場権を自力で獲得する可能性が消滅した。
錦織は序盤から展開の早いフェデラーのプレーに対応、さらにネットプレーや鋭いリターンエースなどでプレッシャーをかけて互角の戦いを見せる。しかし、第9ゲームでフェデラーに強烈なウィナーを決められると、最後は自身のミスで今大会初のブレークを許す。続く第10ゲームではブレークチャンスを握ったが、第1セットを落とす。
第2セットは第1ゲームをラブゲームでブレークされる。その後も主導権を握られた錦織はリターンをネットにかけるなどのミスを重ねて1度もブレークできず、フェデラーから2014年のマイアミ・オープン(アメリカ/マイアミ、ハード、ATP1000)準々決勝以来となる勝利とはならなかった。
最終戦のNitto ATPファイナルズ出場の残り2枠は、M・チリッチ(クロアチア)とD・ティーム(オーストリア)が手にした。
また、J・M・デル=ポトロ(アルゼンチン)はNitto ATPファイナルズの出場権を獲得しているが、10月のロレックス・上海マスターズ(中国/上海、ハード、ATP1000)で膝を負傷。今大会を欠場し、Nitto ATPファイナルズ出場が危ぶまれている。もしNitto ATPファイナルズを欠場すると錦織が繰り上がりで出場となる。
一方、錦織に勝利したフェデラーは、準決勝で第2シードのN・ジョコビッチ(セルビア)と対戦する。ジョコビッチは準々決勝で第5シードのチリッチを逆転で下しての勝ち上がり。
一言コメント
すっかり負けグセがついてしまった。
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