金足農4強で地元熱狂!“秋田イヤー”だ マサルもナガマツも
- スポーツ
- 2018年8月19日
すんげな金足!第100回全国高等学校野球選手権記念大会で旋風を起こしている秋田県代表の金足農が18日の準々決勝で近江(滋賀)に逆転サヨナラ勝ち。お盆が過ぎて秋の足音が近づいても、秋田県民の体温は上がり続けている。
秋田市中心部の商業施設「エリアなかいち」では、屋外に設置された230インチの大画面に約620人がくぎ付け。同施設によると、初戦に集まったのは約50人。その数は実に13倍だ。劇的な勝利に、最前列に陣取った同校野球部OBらから大歓声。同市内の「イオンモール秋田」の大型ビジョンも大勢の買い物客から歓喜の拍手が鳴りやまず。感動して涙を流す人もいた。
ネット上も金足農の話題でもちきりだ。横手市出身のシンガー・ソングライター高橋優(34)は試合後、ツイッターで「取材の合間に試合結果聞いて叫んだ」とコメント。「凄い」を意味する秋田の方言を添えた「♯すんげな金足」との言葉は瞬く間に拡散した。同じく、「凄い」「とても」を意味する秋田の方言「しったげ」から「しったげ旋風」と称える投稿をした人もいた。地元局の秋田朝日放送は公式ツイッターで「あ」を73個並べ、秋田放送も複数の投稿で「あ」を計42個使って言葉にならない興奮を表現した。
話題性でいえば平成で最も熱い“秋田イヤー”と言っていいかもしれない。かねて世界的に秋田犬ブームに沸く中、平昌五輪フィギュアスケート女子の金メダリスト、アリーナ・ザギトワ(16)が秋田犬について言及。現在ザギトワの愛犬になったマサルが5月に大館市でお披露目された際には、在京マスコミが殺到した。今月5日のバドミントン世界選手権では、秋田市に本店を置く北都銀行所属の「ナガマツ」ペアこと永原和可那、松本麻佑が女子ダブルスで41年ぶりの金メダルに輝いた。そして、全員地元出身の金足農ナインに県内だけでなく全国から熱視線が注がれている。
空前の盛り上がりに秋田駅前のファッションビル「秋田オーパ」は公式ツイッターで「秋田県民みんな息してる?」と問いかけた。20日の準決勝へ今年の夏はまだまだ熱くなる。
一言コメント
これだから甲子園は面白い。
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