「デマ拡散」で11人書類送検 東名あおり運転事故 名誉毀損容疑で福岡県警
- 事件・事故
- 2018年6月20日
神奈川県の東名高速道路で昨年6月にワゴン車の夫婦が死亡した追突事故を巡り、誤った情報をインターネット上に拡散させたとして福岡県警は19日、名誉毀損(きそん)の疑いで、福岡市博多区や北九州市小倉北区など9道県に住む33~63歳の男11人を、福岡地検小倉支部に書類送検した。
書類送検容疑は昨年10月11~14日、あおり運転により事故を誘発したとして自動車運転処罰法違反(過失致死傷)容疑で建設作業員石橋和歩被告(26)=福岡県中間市=が逮捕された事件を巡り、インターネットの掲示板などに、被告が北九州市八幡西区の「石橋建設工業」の従業員であるかのような誤情報を書き込んで拡散させ、同社の名誉を損なわせた疑い。
県警の調べに11人とも容疑を認めており、「ネット上のうわさを信じて勤務先も許せないという気持ちから書き込んだ」などと供述しているという。
同社によると、誤情報とともに会社の電話番号や経営者の自宅住所もネット上にさらされ、嫌がらせや中傷などの電話が100件以上に達した日もあり、一時休業に追い込まれたとして昨年10月に八幡西署に被害届を提出。今年3月には刑事告訴し、県警がそれぞれの関係先を家宅捜索するなどして捜査を進めていた。
石橋建設工業の経営者の男性(47)は「相手には、損害賠償も含めて考えたい。ネット上における根拠のない誹謗(ひぼう)中傷を許さないよう、捜査側には毅然(きぜん)とした対応を望みたい」と話した。
=2018/06/19付 西日本新聞夕刊=
一言コメント
インターネットの暴力と無知な人間の書き込み。
本当にひどい話だ。頑張って戦ってほしい!
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