米国で見つかったオレンジ色のワニ ネットでさまざまな憶測呼ぶ
- 国際
- 2017年2月20日
アメリカで全身オレンジ色のワニが見つかった。突然変異により真っ白な動物は多々見受けられるが、今回はオレンジ色とあって「錆が付いたのでは?」と専門家が話す中、SNS上では「オレンジ色のスナック菓子でも食べ過ぎたのでは?」などのジョークが飛び交っている。
サウスカロライナ州のチャールストン郊外ハナハン地区の池で、オレンジ色のワニが発見され物議を醸している。オレンジといっても少し茶色がかっており鮮やかなオレンジ色とは言い難いが、それでも通常のワニとは違うことで関心を集めている。
実はハナハン地区の人々は、何度かこのオレンジ色のワニを目にしており「ラスティー」と名前まで付けていたとのことだ。SNS上ではいろいろな憶測が飛び交い、「冬眠中にオレンジ色の土の中にいて体に付着したのでは?」「セルフタンニング(日焼けしたような肌を作る)ローションの使い過ぎ?」、さらにはシンボルカラーがオレンジ色のフットボールチーム“クレムソン大学・タイガース”の「優勝を祝ってるのでは?」といったジョークを飛ばす人もあらわれた。
「サウスカロライナ天然資源省(South Carolina Department of Natural Resources 以下、SCDNR)」アリゲーター・プログラム・コーディネーターのジェイ・ブトフィロスキー氏は、「この地域のワニ達は冬、どこで冬眠しているのか疑問に思うことがある。もしかしたら錆びたパイプの中で冬眠しているのかもしれない。私は前にも同じようなワニの写真を見たことがある」と話している。
またSCDNR野生生物コーディネーターのディーン・ハリガル氏は、「これは遺伝などによる可能性は低いとは言い難い」としながらも「錆びたパイプが原因ということも考えられるが、最も可能性が高いのは酸化鉄がワニの皮膚にくっついて沈着したという説だろう。この現象は水の中の鉄含量が高くpH値が低い時に起こると言われるが、私はこれと同じような現象を沿岸にいるカモの羽に見たことがある」と語った。
専門家は、いずれワニが脱皮をすると通常の色に戻るだろうと述べている。しかし、しばらくはSNS上でこのオレンジ色のワニの話題が続きそうだ。
変わった体色と言えば先日、イギリスで茶色のラブラドールから“緑色”の仔犬が生まれるといったニュースが伝えられていた。
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