【福岡】「女性を5000枚盗撮した」34歳巡査長を書類送検 飲酒運転通勤の疑いで捜査中に判明
福岡県警は25日、酒気を帯びてバイク通勤したとして道交法違反(酒気帯び運転)の疑いで任意捜査を受けていた城南署の男性警察官が、不特定多数の女性を盗撮していたと明らかにした。「約5千枚撮影した」と供述しているという。県警は同日付で懲戒免職処分とし、同法違反と県迷惑行為防止条例違反(卑わいな行為)の疑いで書類送検した。起訴を求める厳重処分意見を付けたという。
処分されたのは同署地域課の男性巡査長(34)。送検容疑は2022年9月11日夕、福岡市西区の歩道や店舗内で、女性2人の後をつけ回して尻や脚などをスマートフォンで盗撮し、今年2月22日午前9時ごろ、同市城南区で、出勤のために酒気を帯びたままオートバイを運転した疑い。
県警によると、出勤後に上司が酒のにおいに気付いた。呼気検査では基準値の5倍近いアルコール分が検出された。その後の捜査でスマートフォンから盗撮画像が見つかった。巡査長は22年9月~23年11月ごろに約5千枚を盗撮したと説明。画像解析の結果、県警は少なくとも150人分を確認したという。
巡査長は「前日から長時間にわたり飲酒し、酒が残っていることは分かっていたが、遅刻しないよう飲酒運転してしまった」「ストレス解消と性的欲求を満たすためだった」などと話しているという。那須重人首席監察官は「職員の指導・教養を徹底し、再発防止に努める」とコメントした。
西日本新聞より転用
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