出向先で不同意性交疑いのキャリア官僚、警察庁としての処分なし…「鹿児島県警が厳正処分」 捜査の守秘義務違反でも書類送検

知人女性に捜査上知り得た秘密を漏らしたなどとして書類送検され、3月21日付で停職1カ月の懲戒処分を受けた鹿児島県警前捜査2課長の安部裕行警視(29)=警務部付=について、出向元の警察庁は「再発防止策に取り組む中、信頼を損ねるもので遺憾」との見解を示した。処分の妥当性に関しては「県警で、事実に照らし厳正な処分を行ったものと認識している」と答えた。南日本新聞の取材に3日、書面で回答した。
安部警視は2018年同庁入庁のキャリア官僚で、23年8月に県警に着任。同庁として改めて安部警視を処分する考えがあるかとの問いに「処分は任命権者が行うもの。出向中の非違行為に対し警察庁が処分することはない」とした。
職員を都道府県警に出向させる意義は「多様化、広域化する犯罪への対処を含め、全国的視野に立った警察業務を進めるため」と説明。「結果として、都道府県警での勤務で得られた知見が国の政策に活用される」との認識を示した。
県警はこれまでに、安部警視を地方公務員法(守秘義務)違反のほか、別の知人女性への不同意性交容疑で書類送検。鹿児島地検はいずれも不起訴処分とした。
南日本新聞 | 鹿児島より転用
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