池江璃花子が競泳日本代表主将に就任 病魔克服、実績、生きざま評価 倉澤代表監督も「適任」
- スポーツ
- 2025年4月2日
今夏の水泳世界選手権(シンガポール)の競泳日本代表主将に、女子バタフライ2種目に出場する五輪3大会連続代表の池江璃花子(24=横浜ゴム)が就任することが1日、関係者への取材で分かった。池江が五輪を含む世界大会で主将を務めるのは初。男女計34人の大所帯を、競泳界のシンボルが引っ張る。
先月下旬に行われた日本選手権で代表選手が決定。同24日から都内で行われた初の合宿期間中に選出された。当初は選手主体の話し合いで決める予定だったが、決定打を欠いたため、全体ミーティングで大会期間は監督を務める倉澤利彰・競泳委員長代行が打診。池江が意欲と覚悟を示したことから、重責を担うことになった。
中3だった15年に初の代表入りを果たした池江は五輪、世界選手権に各3度出場。現在も長短水路合わせて個人種目で10の日本記録を持ち、経験、実績ともに申し分ない。日大時代には女子競泳部の主将を務めたリーダーシップの持ち主で人望の厚さも抜群。何より19年に発覚した白血病を乗り越え、競技の第一線に戻ってきた生きざまは、他の選手にも大きな刺激を与えている。17~34歳の男子19人と女子15人、平均年齢22・8歳と幅広い面々が集まった代表の主将として、本紙の取材に応じた倉澤氏も「年齢、実績、存在感、人柄としても適任。男女(性別)は関係ない」と期待した。
副将は松下知之(東洋大)、渡辺一平(トヨタ自動車)が務め、池江を支える。競技人生の集大成と位置付ける28年ロサンゼルス五輪へ、新たな立場で第一歩を踏み出す。
▽競泳日本代表の主将 個人競技の競泳だが、チーム力が結果に結びつくとの考えから、世界大会では長年主将を指名している。過去には、08年北京五輪主将の北島康介が男子平泳ぎ2冠、12年ロンドン五輪主将の松田丈志が男子200メートルバタフライで銅メダルを獲得するなど、結果でもチームを引っ張った。女子では16年リオデジャネイロ五輪で金藤理絵が務めた例があり、200メートル平泳ぎで優勝。19年世界選手権では大橋悠依が女子主将を務めているが、チーム全体の主将は金藤以来となる。
スポニチアネックスより転用
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