警察官が事故処理で身分確認怠り別の男性を書類送検 「免許証で身分確認した」虚偽内容の捜査書類を作成
大阪府警■男性は無免許運転の発覚恐れ知人男性の名前を口頭で申告 巡査長は虚偽の捜査書類を作成
大阪府警によると、去年11月、バイクが追突事故を起こし、東住吉署の男性巡査長(38)が対応にあたりました。 その際、バイクを運転していた男性は無免許運転の発覚を恐れ、「免許証を落とした」などとして、知人男性の名前を口頭で申告したということです。 翌月、大阪府警は知人男性を過失運転致傷の疑いで書類送検しました。その後、弁護士からの問い合わせで第三者を誤って書類送致していたことが発覚。 巡査長が「後日に免許証で身分確認した」などと虚偽の内容の捜査書類を作成していたことが判明したということです。 運転手の男性が供述調書に書いたサインは、知人男性の名前と漢字が一文字違っていましたが、それでも巡査長は確認を怠っていたということです。
■巡査長は虚偽有印公文書作成同行使の疑いで書類送検
巡査長は虚偽有印公文書作成同行使の疑いで先月13日に書類送検され、その後不起訴処分となりました。 大阪府警は誤った書類送検の手続きを取り消した上で知人男性に謝罪し、巡査長を4月9日付で停職1カ月の懲戒処分としました。 巡査長は依願退職しています。
大阪府警は、「警察官として言語道断の行為であり、厳正に処分しました。今後、職員に対する指導教養の徹底を図り、再発防止に努めてまいります」とコメントしています。
関西テレビの警察官が、交通事故の処理をする際身分確認を怠り、第三者を過失運転致傷の疑いで書類送検していたことが分かりました。
関西テレビより転用
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