<サッカー>日本、W杯一番乗りを確定した日、韓国は「世界80位」オマーンと引き分け
- スポーツ
- 2025年3月22日
日本が北中米ワールドカップ(W杯)「世界一番乗り本戦行き」を確定した日。国際サッカー連盟(FIFA)ランキング23位の韓国サッカー代表チームは80位のオマーンとホームで引き分けた。
洪明甫(ホン・ミョンボ)監督が率いる韓国は20日、高陽(コヤン)総合運動場で開かれた2026北中米W杯アジア最終予選B組第7節でオマーンと1-1の引き分けに終わった。前半40分、李康仁(イ・ガンイン、24、パリ・サンジェルマン)が絶妙なスルーパスでオマーンの密集守備を突き抜けて黄喜燦(ファン・ヒチャン、29、ウルバーハンプトン)の先制ゴールを引き出した。しかし韓国は後半35分に同点ゴールを許してしまった。
韓国は4勝3引き分け(勝ち点15)で組トップを維持したが、同組の他のチームとの差を大きく広げることができなかった。当初、この日オマーンに勝って25日に水原(スウォン)で開かれるヨルダンとの第8節まで制することができれば、組2位まで与えられる本戦行きを確定することができた。しかしオマーンと引き分けて11回連続でW杯本戦進出を早期に確定しようとしていた計画が思い通り進まなくなった。
所属チームの日程上、2日前に帰国した李康仁はこの日ベンチから出発した。3選中央ミッドフィルダーの黄仁範(ファン・インボム、フェイエノールト)が足の甲の打撲で名簿から外されてイングランドリーグ1(3部)バーミンガム・シティの白昇浩(ペク・スンホ)がピッチに出た。韓国は前半を通してファイブバッグで布陣したオマーンの固い守りを突破することができなかった。先発ラインナップからパスに優れた黄仁範と李康仁が外れると、ボール展開が円滑に進まなかった。周敏圭(チュミンギュ、大田)も最前方で孤立した。
前半36分、白昇浩がハムストリングの痛みで交代アウトとなり、李康仁が急きょ投入された。この時まで韓国はオマーンに対して有効シュート0本に終わっていた。
李康仁が交代投入3分後、センターサークル付近で左足の絶妙スルーパスで鉄壁の守りに穴を開けた。バスを停めているかのように二列に頑丈に組まれたオーマン選手が対応無策になるほかないパスだった。前方の狭い空間に走り込んできた黄喜燦が完璧なタイミングでファーストタッチ後に倒れ、左ショートでゴールネットを揺らした。黄喜燦は昨年9月のオマーン遠征に続き、再び先制ゴールを決めた。
代表チームでは主にサイドFWとして役割を果たしていた李康仁は中央に布陣して優れた方向転換パスを四方に出した。しかし後半中盤に李康仁がボールの奪い合いの際に足首の痛みを訴えて倒れた。雰囲気が良くない中、後半35分オマーンのアリ・アル・ブサイディにミドルシュートを決められた。足を引きずりながらサイドラインを抜け出すや倒れこんだ李康仁はスタッフに背負われて競技場を離れた。
中央守備で権敬源(クォン・ギョンウォン、ホール・ファカン)と曺侑珉(チョ・ユミン、シャールジャ)が出場したが無失点に失敗し、金玟哉(キム・ミンジェ、バイエルン・ミュンヘン)がアキレス腱の負傷で欠場した空白を大きくした。ラマダン期間なのでオーマン選手は体力的に完ぺきな状況でもなかった。
一方、日本はこの日、埼玉スタジアムで開かれたW杯最終予選C組第7節でバーレーンと対戦、2-0で破った。スペインのラ・リーガでプレーして李康仁とも親しい久保建英(レアル・ソシエダ)が1ゴール・1アシストでチームに勝利をもたらした。6勝1引き分け(勝点19)の日本は少なくとも組2位を確保して8回連続本戦進出を決めた。48カ国が参加する北中米W杯で開催国の米国・カナダ・メキシコを除いて一番乗りの本戦行きだ。
同じB組ではインドネシアがオーストラリアに1-5で惨敗して1勝3敗3引き分け(勝点6)に終わった。申台龍(シン・テヨン)監督が更迭された後、インドネシアを率いることになったパトリック・クラウベルト監督は帰化選手を大量に重用したがデビュー戦で大恥をかいた。
中央日報より転用
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