大谷翔平に”ヘッスラ”帰塁禁止令 左肩痛再発を防ぐため足からの帰塁を徹底 一塁コーチ「彼はあまりに貴重な選手」
- スポーツ
- 2025年3月10日
「ドジャース春季キャンプ」(9日、グレンデール)
大谷翔平投手が球団から頭から飛び込むヘッドスライディングによる帰塁を禁じられたことが分かった。ウッドワード一塁コーチが「左肩をふたたび痛めないように予防的な意味合いが強い」と理由を明かした。
大谷は6日と8日に出場したオープン戦の試合前にもウォームアップの一環として盗塁のスタートを切る練習に新たに足から帰塁する練習を追加。レネキー特別コーチから指導を受ける場面もあった。
この日はアスレチックスとのオープン戦には出場せず、独自メニューで調整。練習グラウンドに出て球団スタッフのサポートを受けながら一塁ベース上で足から帰塁する反復練習を行った。
大谷は昨年10月のワールドシリーズで二盗を試みた際に左手を地面に突いた状態でスライディングをして左肩を脱臼。同年11月に左肩関節唇の修復手術を受けた。術後は今季の投手復帰を目指して投球プログラムを実践してきたが、チームは18日の東京開幕戦を前に選手への負担を軽減するために打者優先の調整をさせる方針を打ち出した。来日前に予定していた実戦形式の投球練習を中止し、ブルペンでの投球練習も一時中断することを決めた。
昨季は出塁後のけん制球に対し、きわどいタイミングになる場合は常に頭から飛び込み、右手を伸ばして塁に戻っていた大谷。ウッドワード一塁コーチは「彼はあまりにも貴重な選手。またけがをしてしまったら投げられなくなるし、打てなくなる。常に健康な状態を保ってもらわないといけない」と話した。
デイリースポーツより転用
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