【競歩】池田向希の資格停止4年間&記録取り消し認定「生体パスポート」とは血液ドーピング疑い
- スポーツ
- 2025年2月15日
世界陸連(ワールド・アスレチックス)の独立不正監査機関に当たるアスリート・インテグリティ・ユニット(AIU)が昨年11月1日、男子競歩で2021年東京オリンピック(五輪)銀メダルの池田向希(26=旭化成)が血液ドーピングの疑いで暫定的な資格停止処分を受けたと発表した件で、世界陸連の専門部署による審問の結果、池田のアンチ・ドーピング規則違反を認定する旨の裁定が下された。旭化成が14日、明らかにした。
審問の結果、Disciplinary Tribunal(規律委員会)がこの日、池田のアンチ・ドーピング規則違反を認定。23年6月20日以降の記録を取り消し、メダルはく奪、この日から4年間(原則として24年11月1日から本日までの日数を減算)の資格停止処分を科す旨の裁定が下された。
AIUによれば、血液などのデータを蓄積して数値の変化を継続的に調べる「生体パスポート」で疑わしい数値が示されたという。生体パスポートとは、禁止薬物の陽性反応が出なくても、長期にわたるドーピングの兆候を示す場合があるという。
AP通信も昨年11月2日に、池田の血液ドーピング疑いについて報じたが、現時点で記録抹消などの具体的な処分は明らかにされていなかった。
池田は東京五輪20キロ競歩で銀。22年世界選手権オレゴン大会でも銀メダルをつかみ、昨夏パリ五輪では7位だった。タレント池田美優(みちょぱ)の、はとことしても知られている。
日刊スポーツ新聞社より転用

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