【倒産】(株)花の露(福岡) 日本酒「花の露」製造ほか
破産手続申請準備中
負債総額 約8億円
同社は12月2日までに事業を停止し、事後処理を弁護士に一任。破産手続き申請の準備に入った。
担当は伊藤巧示弁護士(萬年総合法律事務所、福岡市中央区赤坂1-15-33、電話:092-751-5006)。
負債総額は約8億円(2023年9月期末時点)。
同社は、神戸の灘と並び称される名醸地・城島(福岡県久留米市城島町)に現存する酒蔵で最も古いとされる1745年(延亨2年)に創業した酒蔵。当初は庄屋であったが、のちに日本酒の醸造を開始。「花の露」ブランドの日本酒を主力に、1981年頃から焼酎の製造も開始し、高い知名度を有していた。
しかし、過大な設備投資による負債を抱えていたうえに、コロナ禍による飲食店休業の影響を受け業務用の需要が激減していた。コロナ収束後も業績の回復が遅れ、物価高なども重なったことで売上が低迷。今後の見通しが立たなくなったことから事業を停止した。

業種 | 日本酒製造ほか |
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企業名称 | (株)花の露 |
所在地 | 福岡県久留米市城島町城島223-1 |
設立 | 1923年4月 |
資本金 | 2,000万円 |
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