ヤクルト 中日FA腕・福谷獲得調査 ソフトバンクFA石川から断りでシフトチェンジ
- スポーツ
- 2024年12月6日
ヤクルトが国内フリーエージェント(FA)権を行使した中日・福谷浩司投手(33)の獲得に向け調査を進めていることが5日、分かった。FA交渉を行っていたソフトバンク・石川柊太投手(32)から、この日までに断りの連絡が入ったことが判明。石川と同じく補償の必要がないCランクの福谷獲得へシフトチェンジした。
関係者によると、獲得に向け交渉していた石川から、この日までにヤクルト側に断りの連絡が入ったことが判明した。初交渉を行ったのは11月26日。福岡市内で小川淳司GMが3年総額6億円の好条件を提示して誠意を示していた。獲得に補償が必要ないCランクのため、巨人やロッテ、オリックスによる争奪戦に参戦したが、獲得には至らなかった。
これにより、投手陣の補強プランを再考することになった。5位に沈んだ今季のチーム防御率3・64は、リーグワースト。戦力補強は不可欠で、球団内では石川の獲得に失敗した場合に備えて、中日からFA権を行使した福谷の調査を水面下で続けてきた。現在はプエルトリコでのウインター・リーグに参加中。今後、調査を本格化させていくことになる。
福谷は慶大から12年ドラフト1位で中日入り。先発も中継ぎもこなせる万能右腕で、12年間で通算278試合に登板し、27勝33敗38セーブの成績を残している。今季は8試合に登板し3勝1敗、防御率3・72。白星はいずれも先発で挙げており、ユーティリティーさを証明した。今季の年俸は2000万円で、石川同様に補償が必要ないCランクであることも魅力となる。
中日は福谷との残留交渉で複数年契約を提示。宣言残留も認められているが、海外での武者修行で爪を研ぎながら、他球団からのオファーを待っている。ヤクルトの動きも含めて、今後の動向に注目が集まる。
スポニチアネックスより転用
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