25年行方不明だった米男性、ネット記事で姉が発見
- 国際
- 2024年11月29日
1999年に行方不明になった米カリフォルニア州の男性が、このほど25年ぶりに発見された。当局によると、男性の姉がネット記事の写真に弟が写っているのに気づいたという。
男性の姉が弟の転院費用を集める目的で募金サイト「GoFundMe」に開いたページによると、男性は今年ロサンゼルスの道端に座っているところを発見された。
男性は忽然(こつぜん)と消え、男性が使用していた車も見つからなかったという。以来連絡もなく、姉は「ずっと身元不明の遺体を探していた。弟が生きていてうれしい」とページに書いている。
同州ラッセン郡保安官事務所によると、男性の姉はネットの記事に掲載されている写真に写っているのは弟だと22日に同事務所に連絡してきた。
USAトゥデーの5月の記事は、同州リンウッドの病院に入院している言葉を話せない男性の身元を特定するために市民に情報を求めるというものだった。記事の中にある病院関係者の話によると、男性は4月15日にロサンゼルスで発見された。
ラッセン郡保安官事務所が病院に連絡を取ったところ、ロサンゼルス内の別の病院に転院したと伝えられ、現地の当局に協力を求めた。そして入院していた男性の指紋が行方不明になっていた男性のものと一致することが確認された。男性は間もなく家族と再会するという。
姉によると、男性は現在歩くことができない状態で、言葉で意思疎通をとることもできないという。「弟が記憶を取り戻し、何らかの反応を得られるよう、昔好きだった曲を聴く装置を送りたい」と話した。
CNN.co.jpより転用
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