最後の訴え…石破首相はアキバでなく豊洲 立民・野田代表は「不記載候補」と接戦の板橋区
- 政治・経済
- 2024年10月26日
27日投開票の衆院選に向け、各党党首は26日、各地で「最後の訴え」に臨む。
石破茂首相(自民党総裁)は午前に公務を終えた後、午後から中野、文京、新宿、渋谷各区など東京都内の計7カ所で街頭演説する。最後の演説は、公認候補が立憲民主党や無所属の候補らと激しく争う東京15区に含まれる江東区豊洲で実施する予定だ。
安倍晋三元首相は自民が政権を奪還した平成24年衆院選の最後の訴えを東京・秋葉原で行った。26、29両年の衆院選も最後の演説場所として秋葉原を選び、いずれも圧勝した。「自民総裁の選挙戦最終演説はアキバ」のイメージが定着したが、令和3年の前回衆院選で岸田文雄首相(当時)は品川区で最後の演説を行った。
公明党の石井啓一代表は終日、公認候補が立候補している北海道10区内の計10カ所で演説を行う予定だ。自身も埼玉14区から出馬し、接戦を展開しているが、最終日は代表として応援に注力する構えだ。
立民の野田佳彦代表は朝から、甚大な地震・豪雨被害を受けた石川県輪島市で座談会と街頭演説を行う。
その後、都内に移動して渋谷や池袋の繁華街などで遊説。派閥パーティー収入不記載事件で自民を非公認となった無所属候補と立民候補が接戦を繰り広げる板橋区での演説で締めくくる。選挙戦の序盤から「政治とカネ」で自民を批判してきた野田氏としては、最後も象徴的な場所を選んだ形だ。
地盤の大阪以外での遊説が目立っていた日本維新の会の馬場伸幸代表は、奈良県などで遊説を予定。共産党の田村智子委員長は終日、都内各地を回る。国民民主党の玉木雄一郎代表は福岡市、名古屋市、横浜市と地方の大都市を回り、最後は東京駅前で演説を行う。
産経新聞より転用
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