現役最年少29歳の宇宙飛行士・米田あゆさんと47歳の諏訪理さん、日本人で初めて月に降り立つ可能性も
- 政治・経済
- 2024年10月24日
宇宙航空研究開発機構(JAXA)の宇宙飛行士として正式に認定された米田あゆさん(29)と諏訪理さん(47)が23日、東京都内で記者会見した。現役飛行士で最年少となる米田さんは、「子どもたちに宇宙の魅力を伝えられる飛行士になりたい」と抱負を語った。
2人は2023年2月、13年ぶりの飛行士募集で、応募者4127人の中から候補者に選ばれた。その後、飛行士に必要な科学知識の習得など、1年以上にわたる基礎訓練を経て、21日付で飛行士に正式認定された。
最年長での認定となった諏訪さんは「ほっとしたと同時に身が引き締まった」と話し、米田さんは「宇宙開発は激動の時代で、私自身がどう活躍できるのか考えたい」と決意を述べた。
米国主導の有人月探査「アルテミス計画」に参加する日本は、米国側と日本人飛行士が月面着陸することで合意済みだ。2人は最初に月面に降り立つ日本人になる可能性があり、諏訪さんは「月に行くことはわくわくする。日本の10、20年を担う大きなプロジェクトになる」と意欲を語った。
2人は、来月から米航空宇宙局(NASA)のジョンソン宇宙センターで訓練を開始し、初めてのミッションが決まるのを待つ。
読売新聞より転用
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