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大谷翔平 三冠ならずも「二冠」、日本人メジャーリーガー初「トリプルスリー」達成!打率.310、54本塁打、130打点、59盗塁の圧倒的な数字を記録


<2024年9月29日(日)(日本時間30日)MLB コロラド・ロッキーズ 対 ロサンゼルス・ドジャース @クアーズ・フィールド>

2024年のレギュラーシーズン最終戦を迎えたドジャースは敵地クアーズ・フィールドでロッキーズと対戦。

ナショナル・リーグ西地区優勝となったドジャースは貫禄を見せる形で2-1と逆転勝利。98勝64敗でシーズンを終えた。

大谷翔平(30)は「1番・DH」で先発出場し、4打数1安打1盗塁。この試合でレギュラーシーズンを終えた大谷の2024年シーズン成績は159試合に出場して打率.310、54本塁打、130打点、59盗塁、OPS 1.036。

惜しくも三冠王こそ逃したものの、前人未到の大記録「50-50」を達成し、さらに日本人メジャーリーガー初の「トリプルスリー」を達成するなど圧倒的な数字を記録した。

レギュラーシーズン最終戦で大谷は首位打者をパドレスのアラエス(27)と争い、この試合の結果次第で逆転が期待されていた。

注目の第1打席、大谷はロッキーズの先発フェルトナー(28)と対戦。これまで3打数1安打という対戦成績を残している相手との対戦だったが、大谷はカウント2-2からフェルトナーが外角に投じたチェンジアップにバットを泳がされてセカンドゴロに打ち取られた。

2回裏、ロッキーズはヒリアード(30)がドジャースの2番手投手・ナック(27)から本塁打を放ち、昨日に引き続き1点を先制。

援護をもらったフェルトナーはこれで勢いが付いたか、その後も粘りの投球でドジャース打線を抑えていく。

4回表、大谷は第2打席を迎えると、フェルトナーは打つ気満々の大谷に対し、ボール球で慎重に様子を見るという作戦を取った。

なかなかストライクゾーンにボールが来ないため打ち急いでしまったのか、大谷はカウント3-1から外角へ来た153キロのストレートを打つも、今度はショートゴロに打ち取られた。

逆転での首位打者を目指すためにはもう凡退は許されない6回表の第3打席。大谷は2球目に来た151キロのストレートを叩いたが……打球は上がらずまたもセカンドゴロ。3打数ノーヒットで打率は.309に後退し、首位打者はかなり厳しくなってしまった。

この直後、ダイヤモンドバックスとの試合に出場していたパドレスのアラエスが2塁打を放ち、シーズン200本安打を達成。打率を.314に上昇させてから交代し、首位打者を確定。残念ながら大谷の打撃タイトル三冠王の可能性はここで潰えるとなった。

大谷が抑えられたためか、前日に18安打13得点を記録した打線も沈黙。7回までわずか安打は2本のみだったが、8回表にテーラー(34)が本塁打を放ち、同点に追いつく。

その後バーンズ(34)、大谷が連続ヒットで続き1死一、二塁のチャンスを作ると、さらにダブルスチールを敢行して1死二、三塁に。この盗塁で大谷はシーズン59個目の盗塁を記録した。

これで動揺したのか、ロッキーズのハルボーゼン(24)はこの場面でなんとボーク。これにより三塁ランナーのバーンズが生還してドジャースは思わぬ形で勝ち越しに成功した。

結果、ブルペンデーだったドジャースは先発のバンダ(31)からナック、ベシア(28)、フィリップス(30)、コペック(28)がわずか1失点でつなぎ、最後はエンリケス(22)が無失点で抑えてゲームセット。

安定した投球を見せ、激戦が予想されるプレーオフに向けてブルペン陣は大いに自信を付けたことだろう。 大谷は今シーズン159試合に出場して打率.310、54本塁打、130打点、59盗塁、OPS 1.036となった。

惜しくも三冠王こそ逃したものの、前人未到の大記録「50-50」を達成し、さらに日本人メジャーリーガー初のトリプルスリーを達成するなど充実のシーズンを送ったことは間違いない。

間もなくに迫ったプレーオフでも、大谷の打棒から目が離せなくなることだろう。

テレ東スポーツより転用

テレ東スポーツ

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