NHK「極めて深刻な事態」 中国籍外部スタッフ尖閣発言で5分謝罪放送 改めて調査表明
- 政治・経済
- 2024年8月27日
NHKのラジオ国際放送で中国籍の外部スタッフが尖閣諸島(沖縄県石垣市)を「中国の領土」と主張し「南京大虐殺を忘れるな。慰安婦を忘れるな」などと発言していた問題で、NHKは26日、5分間の謝罪番組を放送し、「放送法で定められた責務を適切に果たせなかったという極めて深刻な事態」として陳謝した。また、外部スタッフがこれまでに同様の行為を繰り返していなかったか改めて調査することを明らかにした。
番組は総合テレビで午後5時50分から放送され、国際放送局の山本美希アナウンサーが問題の経緯を説明。外部スタッフが19日昼のラジオニュースの中で「釣魚島(尖閣諸島の中国側呼称)と付属の島は古来、中国の領土だ。南京大虐殺を忘れるな。慰安婦を忘れるな。彼女らは戦時の性奴隷だった」などと発言したことについて、日本の公的見解を正しく伝えると規定した国際番組基準に抵触しているとして謝罪した。
合わせて、尖閣諸島に領有権問題は存在しないことや、慰安婦問題は日韓両国の間で解決済みであるとする日本政府の公式見解も伝えた。
NHKは放送が行われた19日の夜に問題を明らかにしたが、これまで外部スタッフによる政治的発言などは過去に確認されていないと説明していた。しかし、この日の番組では「これまでにも原稿にはない内容を一方的に伝えていたことがないかについても改めて調査する」と表明した。
産経新聞より転用
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