「となりのトトロ」エンドロールに描かれたものとは?宮崎駿監督が込めた思い
- エンタメ
- 2024年8月23日
となりのトトロ
世界中で世代を超えて愛され続ける、スタジオジブリの名作「となりのトトロ」。
郊外へと引っ越してきた草壁家のサツキとメイ、そして不思議な生き物トトロとの交流を描いたファンタジー映画です。
物語の最後に流れるエンドロールも、この作品の魅力の一つ。何が描かれているか、知っていますか?
金曜ロードショーの公式Xアカウントは2022年の投稿で、映画を見た人がエンドロールからも受け取ることができる、宮崎駿監督の作品への想いを解説しています。
ちょっぴり成長したメイ
エンドロールでは、井上あずみさんが歌うエンディングテーマ曲「となりのトトロ」が流れながら、「サツキとメイの“その後”」が映し出されます。
入院していたお母さんが退院し、タクシーから降りたところに駆け寄るサツキとメイ。3人でお風呂に入ったり、布団に入って絵本を読んだりしています。
また、メイが自分よりも幼い赤ちゃんを気にかけ、一緒に遊ぶシーンもあります。
金曜ロードショーは投稿で、エンドロールの描写について「おかあさんが無事に退院し、甘えん坊だけど年下の子の面倒も見るようになったメイ。そしてサツキは一家の“母親役”から解放されて子どもらしさを取り戻します」と解説しています。
さらに、「(宮崎駿)監督は今作の製作にあたり、次のような思いを記しています」として、監督の言葉を紹介しました。
「『となりのトトロ』の目指すものは、幸せな心温まる映画です。(中略)恋人たちはいとおしさを募らせ、親たちはしみじみと子供時代を想い出し、子供たちはトトロに会いたくて、神社の裏の探検や樹のぼりを始める。そんな映画をつくりたいのです」
金曜ロードショーは「本編にはもちろんのこと、エンディングにまで監督の気持ちがつまっているんですね!!あなたも、明日家族や友だちと一緒にトトロを探しに出かけたくなったのではないでしょうか?」と投げかけています。
本編を見終わっても、トトロの世界の余韻に浸ることができるエンドロール。ぜひ最後まで楽しんでくださいね。
ハフポスト日本版より転用
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