職質中の男女に暴行や「ガキ」など大声の巡査長を停職3カ月の懲戒処分 止めに入った巡査も複数回殴られる【熊本発】
熊本県警は2024年4月に職務質問していた男性に暴行を加えるなどしたとして、40代の男性巡査長を7月26日付で停職3カ月の懲戒処分とした。県警は巡査長を特別公務員暴行陵虐などの疑いで書類送検していて、「全職員に対する指導を徹底する」としている。
首をつかんだり「ガキ」などと大声
停職3カ月の懲戒処分を受けたのは、熊本県内の警察署の地域課に勤務する40代の男性巡査長だ。
熊本県警によると、この巡査長は4月21日午後6時ごろ、集合住宅の敷地内で、もめごとの通報を受けて出動。職務質問の一環で、所持品検査をしていた10代の男性に対して後ろから首をつかむなどの暴行を加えたということだ。
さらに、巡査長は10代の女性への職務質問中に「ガキ」などと大声をあげるなどして激高。止めに入った20代の男性巡査の胸を複数回殴打するなどの暴行を加えて転倒させ、全治約10日間のケガをさせた上、職務を妨害したということだ。
日ごろから上司の指導に従わず反発
熊本県警は巡査長を7月26日付で特別公務員暴行陵虐などの疑いで書類送検し、停職3カ月の懲戒処分とした。巡査長は「やりすぎてしまった。申し訳なく思っている」と話しているということだ。
巡査長は日ごろから上司の指導に従わず反発するなどしていて、県警は継続的な指導を行っていたということだ。
熊本県警監察課の松見恵一郎首席監察官は「この事態を厳粛に受け止め、全職員に対する指導を徹底する」とコメントしている。
(テレビ熊本)
FNNプライムオンラインより転用
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