パソコン画面に「トロイの木馬に感染した」ウイルス除去サポート詐欺の“口座屋”逮捕 被害男性のネットバンク口座を遠隔操作し約49万を不正に送金したか 警視庁
パソコンに感染した「トロイの木馬」というウイルスの除去をうたったいわゆる“サポート詐欺”で、およそ49万円をだまし取ったとして特殊詐欺グループの口座屋の男が警視庁に逮捕されました。
電子計算機使用詐欺の疑いで逮捕されたのは住所不定、無職の梶浦拓斗容疑者(25)で去年11月、仲間と共謀し都内の男性(50代)のインターネットバンキング口座からおよそ49万円を送金して、だまし取った疑いが持たれています。
警視庁によりますと男性のパソコン画面に突然、「トロイの木馬に感染した」とウソの警告画面と国際電話の番号が表示されたので電話すると、「ウイルスの除去に3万5000円を振り込む必要がある」と指示されたということです。
男性がネットバンキングの口座番号やパスワードを入力すると、その後、遠隔操作されて、およそ49万円を他人名義の口座に送金され、さらにそこから梶浦容疑者が管理する暗号資産の口座に送金されたということです。
男性はこのほかにウイルス除去のため電子マネーの購入を指示され、60万円相当の電子マネーもだまし取られたということです。
梶浦容疑者は今年5月、別の窃盗事件で徳島県警に逮捕・起訴されていましたが、捜査を進める過程で、およそ10の口座を開設していたことがわかっています。
警視庁は梶浦容疑者が詐欺グループなどに銀行口座を不正に売買する「口座屋」で、他の特殊詐欺事件にも関与しているとみて、余罪を調べています。
TBS NEWS DIG_Microsoftより転用
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