22歳杉浦悠太が国内メジャー日本プロ制覇 日本選手2人目の初出場制覇、プロ12戦目は最短
- スポーツ
- 2024年7月8日
<国内男子ツアー・日本プロ選手権>◇最終日◇7日◇岐阜・富士カントリー可児C志野(7164ヤード、パー71)
杉浦悠太(22=フリー)が3バーディー、3ボギーの72で回り、通算18アンダー268で、初出場制覇を達成した。1985年以降、国内メジャーの今大会で池田勇太以来となる日本選手2人目の快挙。アマチュア時代の昨年にツアー1勝を挙げ、事実上プロ1年目の実力者は初日から首位を維持する完全優勝で国内メジャー初制覇に花を添えた。
「長い1日でしたけど、優勝できてうれしい」
プロナンバーワンを決める国内メジャーの日本プロ。2打差リードで迎えた最終18番パー4は大ピンチを迎えたが、最後まで冷静だった。第1打で左バンカー、第2打で右ラフ、第3打もグリーンにいったん乗ったがこぼれる。それでも第4打でピンそばにつけると、外せばプレーオフのボギーパットをしっかりと決めた。
重圧はあった。通算18アンダーで、2打差リードの単独首位で迎えた最終日は苦しんだ。前半はボギー先行と苦しい展開だった。それでも12番パー5ではバーディーを奪ってイーブンに戻す。終盤は〓(虫ヘンに単の旧字体)川、稲森らに1打差に迫られたが、粘り強いゴルフで逃げ切った。
日大4年時の昨年11月の国内ツアー、ダンロップ・フェニックスで史上7人目のアマチュア優勝を成し遂げた。直後にプロ転向。今季の目標として「賞金王」を掲げ「プロとして1年目ですが、最初から思い切りプレーしていきたい」と堂々と宣言していた。
2009年の池田勇太以来、日本選手2人目の初出場制覇。プロ転向12戦目での達成は最短となった。「自信がついた。残りの試合でも優勝何回もできるように頑張っていきたい」。日本ゴルフ界に、22歳の新たなスター候補が誕生した。
日刊スポーツより転用
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