堀江貴文さんになりすましSNS投資詐欺疑い中国籍の男逮捕 福井県内の男性1500万円被害
福井県警は7月2日、交流サイト(SNS)を通して著名人などになりすまし、県内の男性から現金1500万円をだまし取ったとして、詐欺の疑いで中国国籍で東京都墨田区、会社役員の男(34)を逮捕したと発表した。県民が被害に遭ったSNS型投資詐欺事件の摘発は初めて。
逮捕容疑は氏名不詳者と共謀し、2月24日ごろから4月22日までの間、著名人などになりすまし県内の70代男性に対し、SNSを使って「金や銀の取引に投資すれば大きな収益が出せる」などとうその投資話を持ちかけ、3月14日に仮想通貨業者を名乗り、男性の自宅を訪れて現金1500万円をだまし取った疑い。
福島県警いわき中央署が5月と6月に同様の容疑で逮捕し、今回は福井県警が協力して3度目の逮捕となった。同署によると、なりすましたのは実業家の堀江貴文さん。
福井県警組織犯罪対策課によると、温容疑者は詐欺グループの一員で、現金の受け取り役の「受け子」とみられる。「ノーコメント」と容疑について黙秘している。
被害男性はインターネットで投資の動画を閲覧していたところ、表示された広告からSNSに誘導され、やりとりを始めたという。男性の被害額は計7260万円に上り、県警はこの詐欺グループが関連しているとみて調べている。
福井新聞社より転用
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