【ロッテ】石川歩が支配下復帰へ 先発投手不足課題、心強いベテランがチームに「絶景」披露する
- スポーツ
- 2024年6月24日
ロッテの頼れる五右衛門が帰ってくる。育成の石川歩投手(36)が支配下選手契約を結ぶことが23日、分かった。近日中に発表される予定。
昨季は春季キャンプ中に2年連続の開幕投手が内定していたが、2月下旬に右上肢のコンディション不良で離脱。その後はファームでも3試合の登板にとどまり、プロ10年目にして初めて1軍登板がなかった。
シーズン終了後に右肩有痛性ベネット病変、右肩関節唇損傷と診断され、3つの手術を受けたことが発表された。10月31日に自由契約となり、通算76勝を挙げた右腕が、11月30日に育成契約を結んだ。会見では「悔しさとはちょっと違いますけど、投げられればよかったなと思いました。早く試合で投げれるようにしたい」とマウンドに再び立つ思いを語っていた。
新たな形で再スタートを切った今季は4月17日のイースタン・リーグのオイシックス戦で復帰登板を果たした。ここまでファームで8試合に登板し、防御率1・08をマーク。先発として着々とイニングを伸ばしており、今月16日のオイシックス戦では6回4安打1失点と順調な回復ぶりを見せていた。
チームは先発投手不足が課題にある。佐々木が2度目の登録抹消となり、先発ローテで固定できているのは小島、種市、メルセデス、西野の4枚しかいない。新人王や最優秀防御率、開幕投手も過去3度務めるなど、長年にわたって先発ローテを支えてきた心強いベテラン。チームに「絶景」を披露する。
◆石川歩(いしかわ・あゆむ)1988年(昭63)4月11日、富山県生まれ。滑川-中部大-東京ガスを経て、13年ドラフト1位でロッテ入団。プロ1年目から3年連続2桁勝利。14年に新人王、16年に最優秀防御率を獲得。17年WBCで日本代表入り。19、20、22年は開幕投手を務めた。23年10月24日に右肩手術。同31日に自由契約となり、11月30日に育成選手として再契約した。186センチ、80キロ。右投げ右打ち。今季推定年俸1億1000万円。
日刊スポーツより転用
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