わいせつ行為疑いで40代警部書類送検 静岡県警、盗撮容疑で20代警察官も
擦れ違いざまに女性の胸を触ったとして、静岡県警は2日までに、不同意わいせつの疑いで、県警本部所属としていた40代の男性警部を静岡地検に書類送致した。男性警部は懲戒処分を受けて退職した。複数の関係者への取材で分かった。
関係者によると、元警部は今年2月中旬ごろ、JR静岡駅近辺を歩いている最中、擦れ違いざまに見知らぬ女性の胸を触るわいせつな行為をした疑いが持たれている。女性らが近くの交番に駆け込んで被害を通報した。元警部はこの行為の前、数時間にわたって知人らと飲酒していたとされる。事件発覚後、3月下旬まで休職扱いなどで出勤はしていなかったという。
また、女性の姿を盗撮したなどとして、県警が県西部の署の地域課に所属していた20代の男性警察官を県迷惑防止条例違反の疑いで書類送検していたことも2日までに分かった。男性警察官は元巡査長で、懲戒処分を受けて退職した。
元巡査長は昨年9月ごろ、休暇中に訪れた大阪市内のスポーツ観戦会場で、カメラを用いた不審な行為などを通報され、大阪府警から任意で事情を聴かれていたとされる。この事案を端緒に、静岡県警が慎重に捜査を進めたとみられる。
県警はいずれの書類送検や懲戒処分の事実などについて、基準を満たしていないとして報道発表はしていない。
あなたの静岡新聞より転用
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