共和党候補選び、トランプ氏が5連勝 ヘイリー氏の地元も制す
- 国際
- 2024年2月26日
11月の米大統領選に向けた共和党候補指名争いは、第5戦の南部サウスカロライナ州予備選が24日投開票され、ドナルド・トランプ前大統領(77)が得票率1位で勝利を確実にした。米メディアが報じた。トランプ氏は5連勝。唯一残るライバルのニッキー・ヘイリー元国連大使(52)の地元で勝利したことで、党候補指名を確実にしたとの見方が強まりそうだ。
AP通信によると、開票率18%の時点で、トランプ氏の得票率は56・7%、ヘイリー氏の得票率は42・8%。トランプ氏は同州コロンビアで支持者を前に演説し、「予想以上の大勝利だ」と勝利宣言した。ヘイリー氏には言及もしなかった。
トランプ氏は、同州で影響力が強いキリスト教福音派など保守派の支持を固め、マクマスター州知事やスコット連邦上院議員など同州の主要な政治家の支援も受けた。ヘイリー氏は地元での巻き返しに失敗したことで、党内からの撤退圧力が強まるとみられる。ただ、ヘイリー氏はこれまでの演説で、敗北しても撤退しないと強調している。
共和党候補指名争いは今後、計16州・地域の予備選・党員集会が集中する3月5日の「スーパーチューズデー」が天王山となる。政治サイト「リアル・クリア・ポリティクス」の集計(22日時点)によると、党候補指名争いにおける全米規模の支持率は、トランプ氏が74・8%、ヘイリー氏が16・9%。トランプ氏は以前より差を広げており、ヘイリー氏の逆転は厳しい状況だ。
毎日新聞より転用
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