女子バスケ日本代表 パリ五輪出場権獲得!世界5位のカナダに劇的勝利で3大会連続6度目となる大舞台へ【世界最終予選】
- スポーツ
- 2024年2月12日
■バスケットボール 女子オリンピック世界最終予選 日本ーカナダ(日本時間11日~12日、ハンガリー)
パリ五輪の切符をかけた最終戦。世界ランク9位の日本は同5位のカナダに86-82で勝利し、2勝1敗で上位3チームに与えられるパリ五輪の出場権を獲得した。これで日本は3大会連続6度目の五輪出場となる。
スタメンには、1、2戦目と変わらず髙田真希(34、デンソー)、林咲希(28、富士通)、宮崎早織(28、ENEOS)、赤穂ひまわり(25、デンソー)、山本麻衣(24、トヨタ自動車)が名を連ねた。
この試合に勝ってパリ五輪出場を決めたい日本は第1Q、司令塔の宮崎がドリブルから1人で持ち込みゴールを奪う。さらに山本もシュートを決めるなど、身長160cm台の2人がスピードを生かした攻撃を見せる。しかし、平均身長で約8cm高いカナダにリバウンドで苦戦。相手がシュート体勢に入った所でのファールを何度も取られ、フリースローを決められるなどリードを広げられず、20-20の同点で終える。
第2Qに入ると日本は外からの攻撃を仕掛けていく。馬瓜エブリン(28、デンソー)がこの日初めての3ポイントを決めると、チームに勢いがつく。184cmの赤穂がリバウンドを取り宮崎へ渡し、最後は赤穂自らシュートを決める。攻撃のリズムを掴んだ日本は、その直後、再びエブリンが3ポイント。さらに、残り2分を切ってから山本が3ポイントを2度成功させ、50-46とリードして前半を終えた。
第3Q、日本がゴールを奪うとカナダもシュートを決める拮抗した展開が続く。そんな中、日本は馬瓜ステファニー(25、MOVISTAR ESTUDIANTES)、そして山本の2人が3ポイントを成功させて63-58と5点のリードを奪う。しかし、直後にカナダに得点を許し、3ポイントも決められ、カナダを突き離せない。それでも山本がフリースローを決めるなどして、70-67と3点のリードで最終第4Qに突入する。
第4Q ではエブリンがこの日3本目の3ポイントを決め75-69とリードを広げる。しかし、カナダの高さを生かしプレーで得点を許し、残り4分半で79-79の同点に追いつかれる。一進一退の攻防の中、残り3分を切った所で司令塔の宮崎が1人で持ち込んで81-79、さらに髙田がディフェンスに囲まれながらもゴールを決め、喜びを爆発させる。さらに山本も小さい体でゴールにねじ込むなど執念を見せた日本が、86-82の4点差でカナダを下した。これで女子日本代表はリオ、東京につづき3大会連続6度目となる五輪出場が決まった。
【スケジュール】※日本時間
9日 :日本 86-75 スペイン
10日:日本 75-81 ハンガリー
11日:日本 86-82 カナダ
TBS NEWS DIG Powered by JNNより転用
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