【卓球】パリ五輪落選の伊藤美誠「張本選手であれば納得」団体戦選出争った15歳にエール
- スポーツ
- 2024年2月9日
16日に開幕する卓球の世界選手権団体戦(韓国・釜山)に出場する日本代表が8日、都内で練習を公開し、21年東京五輪で金、銀、銅メダルを獲得した伊藤美誠(23=スターツ)も参加した。
先月の全日本選手権のシングルスで6回戦敗退。今夏のパリオリンピック(五輪)代表を逃し、その後に発表された団体戦要員となる女子の3枠目からも落選していた。
この日は穏やかな表情で取材に応じた。発表について聞かれると「張本選手であれば納得の部分もあります」と答えた。選ばれたのは15歳の張本美和。伊藤自身がリオデジャネイロ五輪に出場した時が15歳だった。「15歳で団体戦でも経験することはすごく大事」と説明した。
5日の発表よりも前に結果は知っていた。「監督から母に電話がありました。そうなるかもなという思いもありました。驚くことはなかったです」と振り返った。
自身と張本の2択と予想していたが、15歳という年齢が重視されるのではないかと予想もしていた。「100%自分、とは言い切れない状態だった。しっかり発表されると悔しい部分はあります」と認めた上で、「(張本が)今後どうなるか、楽しみな部分もあります」とエールを送った。
自身は1月の全日本選手権敗退後に、新たな目標を見つけた。「全ての選考会をやり遂げた気持ちと、でもこのまま終わってもさみしいという気持ちもあった」。掲げたのは、現行制度でこれまで日本女子が誰も成し遂げていない世界ランク1位。ここ数年は国内の代表選考レースのために自粛した海外大会もあった。「五輪までもすごい大会がある。出たい」と望んだ。
日本は男女ともに、世界選手権団体戦(韓国・釜山)の8強入りで、五輪団体戦出場枠(3枠=シングルス代表2枠を含む)が確定する。
日刊スポーツより転用
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