奈良教育大付属小で不適切授業 9教科・活動で授業時間不足など
奈良教育大付属小学校(奈良市、527人)は17日、九つの教科・活動で国が定める学習指導要領に沿っておらず、不適切だったと発表した。授業時間を満たさなかったり、指定の教科書が使われなかったりしていた。在校生や卒業生らに補習を進め、再発防止に向けて校内の体制を見直すとしている。
付属小によると、国語の「毛筆」では3~6年生の授業時間がそれぞれ30時間不足し、本来の毛筆ではなく筆ペンを使っていた。音楽は全学年向けの「君が代」を6年生だけに指導。英語は5、6年生に教える代名詞や動名詞の項目が不足していた。 図画工作では検定教科書を全く使っていなかったことも明らかになり、小谷隆男校長は「教員らが独自に作った教材で授業を進めることがあり、あくまで指導要領が前提だという認識が甘かった」と釈明した。職員会議を中心とする教員の裁量が広く認められていたことを主な原因としており、今後は校長による管理権限を強化する。 不足していた授業時間については、在校生向けに補習を進めている。現在の6年生88人は、卒業式後となる3月と8月にも実施する。卒業生はオンラインなどで補習に対応する方針だが、対象となる生徒の規模は不明という。【上野宏人】
毎日新聞 より転用

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