ミス・ユニバース参加のパキスタン24歳女性に非難殺到
- 国際
- 2023年10月16日
パキスタンでは世界的な美人コンテスト「ミス・ユニバース」に自国代表として参加する女性に対する反発が出ている。パキスタンはイスラム教を国教としている国で、女性の身体露出や社会活動に対して否定的な認識がある。
15日、BBCなど外信報道によると、今年24歳のエリカ・ロビンさんはパキスタンを代表して今年11月にエルサルバドルで開かれるミス・ユニバースに参加する。
エリカさんはメディアのインタビューで「パキスタンを代表することになりうれしい」とし「『パキスタンは後進国』という認識を変えたい」と抱負を明らかにした。
あわせてパキスタン内から自身に対する反発が出ていることに関して「なぜ私に対する怒りが出てくるのか分からない」と話した。
パキスタンは過去72年間、ミス・ユニバース代表を指名したことがない。カカール暫定首相はミス・パキスタン選抜の経緯を把握するよう命じた状態だ。
パキスタンの政党「ジャマーアテ・イスラーミー」所属のムスタク・アーメッド上院議員は「恥ずかしいことだ」と批判した。特にネット上では同国の男性がエリカさんを辛らつに批判しているとBBCは伝えた。
反面、パキスタンのモデル、作家、ジャーナリストからはエリカさんを応援する声も少なくない。ジャーナリストのMariana BabarさんはX(旧ツイッター)で「彼女は美しさと明晰な頭脳を備えている」と絶賛した。
最初にエリカさんをモデルの道に誘ったパキスタンのモデル、Vaneeza Ahmedさんは「Voice of America Urdu」とのインタビューで「男性は国際大会で女性が目標を成就させようとしているのに、なぜ問題意識を持つのか」と逆に批判した。
中央日報日本語版より転用
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