【バレー】日本男子、W杯前哨戦でカナダに勝利!第4Sは1度も相手に流れ渡さず/各セット詳細
- スポーツ
- 2023年9月26日
<バレー国際強化試合:日本3-1カナダ>25日◇東京・代々木第1体育館
24年夏のパリ五輪予選となるW杯(9月30日開幕)へ挑む男子日本代表が、大会前最終戦となる国際強化試合でカナダ(世界ランク13位)に完勝。大一番に向けて弾みをつけた。
セットごとの試合経過は以下の通り。
◆第1セット 来年のパリ五輪予選となるW杯バレー(30日開幕)へ挑む男子日本代表(世界ランキング5位)が、大会前最後の対外試合となる国際親善試合でカナダ(同13位)と対戦。スタメンはオポジット西田有志、アウトサイドヒッターに石川祐希と高橋藍、ミドルブロッカーに小野寺太志と山内晶大、セッター関田誠大、リベロ山本智大と、VNL銅メダルの主要メンバーが名を連ねた。
ブロックで先制点を許すも、石川が強烈なバックアタックを見舞うなど序盤は一進一退。9-11とリードを許した場面では、西田のスパイク、山内のサービスエースで同点に追い付いた。さらに西田もサービスエースを決めて勝ち越しに成功した。だが、後半にサービスエースを決められるなど3連続失点で14-16と再逆転を許す。石川が1枚ブロックを決めるなど見せ場をつくったものの、高さのあるブロックに苦戦。最後までなかなか連続ポイントを奪えない展開が続き、最後は高橋藍のサーブがネットにかかり、21-25で先取された。
◆第2セット 第1セットと同じメンバーでスタート。
いきなり西田がブロックに阻まれるなど2失点で立ち上がったが、その西田のスパイクから5連続得点で逆転。守備で圧力をかけ、相手のスパイクアウトを誘った。石川がブロックにかかるなど4連続失点したものの、石川がブロックでやり返すなど再び勝ち越した。
その後はサイドアウトの応酬で終盤戦に突入。西田のサーブで連続ブレークに成功するなどリズムに乗るかと思われたが、カナダも粘り強さを発揮。23-24と一時はセットポイントを握られた。
だが、小野寺の速攻、西田のスパイクで逆にセットポイントを奪い、最後は相手のスパイクがアウトとなり土壇場で3連続得点。26-24で取り返した。
◆第3セット オポジット宮浦健人、セッター山本龍、MB高橋健太郎、リベロ小川智大をスタートから起用するなど、大きくメンバーを入れ替えた。
序盤からその宮浦が絶好調。右に左に強打を連発、サービスエースも決め、主導権を握った。さらに、高橋藍の2連続サービスエース、石川のフェイントなど多彩な攻撃で得点を重ねた。終盤には再び宮浦の強烈なサービスエースがさく裂。この日20歳の誕生日を迎えた甲斐優斗がリリーフサーバーで入り鋭いサーブを放つと、途中出場の22歳大塚達宣がスパイクを決めるなど期待の若手が躍動した。最後は高橋藍がスパイクを決め、25-18で勝ち越しに成功した。
◆第4セット 勝利に王手をかけたこのセットは、OH大塚、MBエバデダン・ラリー、甲斐をスタート起用。その大塚、エバデダンがブロックに成功し、4連続得点で先行した。
第3Sからの勢いそのままに宮浦が強烈なスパイクで得点を重ね、甲斐やエバデダンも要所でアタックを決めた。終盤には23歳山本龍、出場15人目のメンバーとなったOH富田将馬にもサービスエースが飛び出した。このセットは1度も相手に流れを渡さず、完璧な試合展開を見せた日本。最後は相手のサーブがアウトとなり、25-13で勝利を決めた。
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