オリックスが2000年以降初のパ3連覇 セの阪神に続き関西に吉報
- スポーツ
- 2023年9月21日
プロ野球のパ・リーグは20日、オリックス・バファローズが3年連続15度目(阪急時代の10度を含む)の優勝を決めた。優勝へのマジックナンバー「2」で迎えたこの日、本拠・京セラドーム大阪で2位ロッテとの直接対決を6―2で制した。
球団として3連覇は阪急時代の1975~78年の4連覇(当時は前後期制)に続き3度目。パでは90~94年に5連覇した西武以来で、2000年以降では初の快挙になった。
オリックスは2点を追う七回、打者11人の攻撃で6点を奪った。2死からの死球と暴投で二塁に走者を置くと、杉本裕太郎が中前適時打。四球を挟んで紅林弘太郎の右前適時打で追い付き、続く野口智哉の右前適時打で勝ち越した。さらに中川圭太が右中間への2点三塁打、西野真弘も右前適時打で続いた。
昨季までチームの中心打者だった吉田正尚選手が大リーグ・レッドソックスに移籍。それでも選手の状態を見極め、日替わりでオーダーを組む中嶋聡監督の起用法が浸透し、吉田選手の抜けた穴を感じさせなかった。エース山本由伸投手が2年連続の無安打無得点試合を記録するなど、自慢の投手力は健在で、接戦だった過去2年とは違い、ペナントレースを独走した。
セ・リーグは阪神が18年ぶりに優勝。セ、パともに関西を本拠とする球団が制したのは1964年以来、59年ぶり2度目だ。当時は大阪が本拠の南海(現ソフトバンク)と、阪神が日本シリーズを戦い南海が4勝3敗で日本一になった。
オリックスは10月18日からのクライマックスシリーズ最終ステージ(S)に出場。第1Sの勝者に勝てば、日本シリーズ(10月28日開幕)に進む。
朝日新聞社より転用
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