すでに約5000万円を送金 宮崎市の80代女性を狙った特殊詐欺事件で栃木県の大学生ら逮捕 逮捕のきっかけは金融機関の気づき
宮崎市に住む80代の女性から現金をだまし取ろうとしたとして、栃木県の大学生が詐欺未遂などの疑いで逮捕されました。
女性は、これまでにおよそ5000万円を送金していました。
警察によりますと、宮崎市の80代の女性は、今年4月から6月までの間に、複数回に渡って「老人ホームの入居権の名義貸しは違法」などと電話を受け、指示された通り現金600万円が入った段ボールを発送しました。
一方、宮崎市内の金融機関は、女性が複数回に渡って現金を引き出したり、保険の解約をしようとしたりしていたことから警察に通報。
これを受け、警察は発送された荷物に入っている600万円を抜き取り、東京都内のアパートの空き部屋で待ち構えていた男を詐欺未遂などの疑いで現行犯逮捕しました。
逮捕されたのは、栃木県在住の大学生、大林駿斗容疑者(23歳)です。
女性は、これまでに、およそ5000万円をすでに送金していたということです。
警察はこのほか、福岡県の女性から現金をだまし取ったなどとして大林容疑者のほか、いずれも神奈川県の田丸圭悟容疑者(31歳)と垣本輝幸容疑者(51歳)を詐欺などの疑いで逮捕しました。
警察は、田丸容疑者と垣本容疑者が指示役、大林容疑者が受け子という、組織的な犯行の可能性もあるとみて捜査を進めています。
MRT宮崎放送より転用
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