「アルコール残っている認識あった」交通課の巡査長が“酒気帯び運転”で懲戒処分 基準値の約2倍を検出【熊本発】
熊本県警は、酒気帯び運転をした20代の巡査長を9月15日付で停職3カ月の懲戒処分とした。処分を受けた巡査長は同日付で辞職している。
顔赤く酒気帯び状態で車運転し出勤
停職3カ月の懲戒処分を受けたのは、熊本県内の警察署交通課に勤務する20代の男の巡査長だ。
熊本県警によると、男の巡査長は8月12日の午前8時半ごろ、酒気を帯びた状態で普通乗用車を運転し、勤務先の警察署へ出勤。
巡査長の顔が赤かったことから、上司がアルコール検知を行ったところ、基準値の約2倍のアルコールが検出されたということだ。
「アルコール残っている認識あった」
巡査長は前日に知人の結婚式に出席し、熊本市の飲食店などで午後2時から約10時間、ビールや焼酎などをグラスで16杯から17杯飲んだという。
聞き取りに対し巡査長は、「アルコールが残っている認識はあったが、自宅から職場までの短い距離(約1.5km)なら事故を起こさないと思った」と話している。
巡査長は9月15日付で辞職した。
熊本県警「警察庁の指針に基づき公表」
熊本県警の内田義朗主席監察官は、「県民の皆さまに深くおわび申し上げます」とコメントしている。
熊本県警では、2023年に入って3人の職員が懲戒処分を受けていて、いずれも処分を公表していなかった。
今回処分を公表した理由については、「警察庁が定める懲戒処分の発表の指針の“私的な行為で停職以上の処分は発表を行う”という基準に基づき、公表を行った」としている。 (テレビ熊本)
FNNプライムオンラインより転用
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