村の組合費350万着服し備品は質入れ…「ギャンブル」ハマった村職員2人を懲戒免職 熊本・西原村
熊本・西原村は村の職員組合の組合費を着服した男性参事と、教育委員会の備品を質入れした男性主事を、それぞれ懲戒免職処分とした。
村の組合費350万円余りを着服
9月5日付で懲戒免職となったのは、西原村・企画商工課の男性参事と、教育委員会の男性主事だ。
企画商工課の男性参事は2021年10月から2022年10月にかけて、会計を担当していた職員組合の組合費350万円余りを着服したということだ。
後任の職員が、会計残高が一致しないことを不審に思い、組合役員で調査し、男性参事が着服を認めたという。
着服した金については、賭け事に使ったとみられていて、2022年12月に全額弁償されたということだ。
村の備品を質入れし5万円余り借りる
一方、教育委員会の男性主事は、2023年7月に教育委員会所有の一眼レフのデジタルカメラと学習用のタブレット端末4台を不正に持ち出し、3回にわたって熊本市内の質店に預け入れ、合わせて5万5,000円を借りたということだ。
カメラのケーブルに村所有と分かるシールが貼ってあったため質店が警察に連絡し、村が男性主事に確認したところ、一連の行為を認めたという。
持ち出したカメラとタブレット端末は全て返却されていて、質店から借りた金は「ギャンブルでできた借金の返済に充てた」と説明しているということだ。
西原村の吉井誠村長は、「村政に対する信頼を損ない、心よりおわびを申し上げる」とコメントしている。
FNNプライムオンラインより転用
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