「ママから変な薬飲まされる」8歳娘に食事与えず“下剤”強要 約40回入院させて「共済金」570万円詐取
8歳の娘を入院させて共済金をだまし取った女。 娘に飲ませていたのは、下剤だった。
知人「子供がガリガリ。毎日ご飯食べてないと分かる」
卒業式を迎えた娘を抱いているとみられる、微笑む女。
詐欺の疑いで逮捕された大阪・大東市のパート従業員、縄田佳純容疑者(34)だ。 だましの手口に使われたのは「娘」だった。
縄田容疑者は2023年1月、当時8歳だった娘に食事を与えず、おう吐や脱水等を伴う「ケトン性低血糖症」で6日間入院させ、入院時に支払われる共済金6万円をだまし取った疑いが持たれている。
縄田容疑者の知人は、娘の異変を感じていた。
縄田容疑者の知人:
かなり子供がガリガリなんでね。毎日ご飯食べてないんやろうなあっていうのを、見てて分かるぐらい。食べてないんかなって。給食しか食べてないんかなって感じですね。 お菓子与えた時に、「食べていいの?」と、すごい喜んで食べてました。 子供が学校から帰っても、実家の前で泣いてたり、保護したこともあったし。「鍵が開いてない」って、泣いてました。
では、近所の住民の目に、親子はどう映っていたのだろうか。
秋田成子記者リポート:
近所の人によると、1年ほど前から親子2人でこの家に住み、揃って礼儀正しく挨拶する姿などがみられていました。
近隣住民:
(縄田容疑者は)すごく優しそうな、気さくな方です。 いつも挨拶も向こうからしてくれるような感じで。うちの家が開いてなかった時に、心配して子供に飲み物を買ってきてくれたり…。
一方で、自宅から子供の泣き声が聞こえてきたこともあったという。
近隣住民:
1回だけ、学校の先生が来てたことがありました。(縄田容疑者の)家に「開けて-」みたいな感じで…(子供が)泣いてたのかな、その時は。
「ママから変な薬を飲まされ…気持ち悪くなって、げーする」
娘は5年前から同様の症状で、約40回入院。縄田容疑者は合わせて約570万円を受け取っていたとみられている。
娘に食事を与えなかったり、下剤を飲ませたりしたとして、傷害や強要などの疑いで、これまでに3回逮捕されていたこともわかった。
娘は自身の体調悪化について、警察にこう説明したという。
娘(当時8)の説明:
小学2年生の頃から、ママからピンク色の変な薬を飲まされる。その薬を飲むと気持ちが悪くなって、げーする。
自宅からは、大量の下剤や計量スプーンが見つかっている。
わが子を詐欺の道具に使った疑いのある縄田容疑者。どのような人物なのだろうか。
縄田容疑者の知人:
優しそうに見えて、男の人に貢いでもらってる。 見た目もきれいにしてもらってたし。だから、男の人がいる間は食べさせてもらったりしてるんやろうな。友達の誕生日プレゼントとかも、ちょっといいものあげたり…男の人からお金貰ってやってるんやなと思いました。 しょっちゅう飲みに行ってて、子供1人でほったらかしにされてるんやろうなって感じです。
――虐待は?
見たことないです。だから、びっくりして。
警察の調べに対し、縄田容疑者は容疑を否認している。
縄田容疑者:
故意に娘を低血糖にさせていません。だまそうとしてやったことではありません。
警察は、金銭目的で入退院を繰り返させたとみて、捜査を進めている。
(「イット!」 7月18日放送より)
FNNプライムオンラインより転用
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