青森市の中学校の修学旅行で予約ミスか 生徒や保護者が失望と怒り 学校「コメントできない」 市教委「詳細調査中」
「ディズニーは楽しかったけど、ほとんど予定通りいかず何なの」とイライラ。そして、親は「そんなことがあったとは何も聞いておらず、学校の対応にも残念でなりません」。
こう打ち明けるのは、青森市の中学生の子どもを持つ保護者です。先日行われた修学旅行で、日程の一部が行えていなかったこと、そして、その事実はすぐに保護者に伝えられていなかったことが分かりました。
何があったのか。学校と旅行会社によりますと、修学旅行は東京へ2泊3日の日程でした。旅行会社の担当者の予約ミスで、初日の工場体験とサンセットクルーズ、最終日のものづくり体験を、一部の生徒が予定通り行えず、別の場所やコースに長時間の移動などをして行くことになりました。
また、帰りの新幹線は学校側がしおりに記載していた出発時間より1時間遅い新幹線に乗車しました。
保護者のもとには、最終日の「到着が1時間遅れる」という連絡はあったものの、それ以外はけがなく予定通り無事日程をこなしているという内容のメールが届いていました。
学校が7月14日、保護者に非公開で説明をしました。
青森市の中学校は14日午後、修学旅行に参加した3年生の保護者に、非公開で説明会を開きました。
100人ほどが出席した説明会では、保護者から「事実を隠していたのか?その理由を教えてほしい」と、学校側に詰め寄る場面も見られたということです。
【保護者】
「子どもからは少し行程の変更があったというのは聞いていたのですけど、今説明会があってお聞きしたら大幅に変わっていて」
【保護者】
「細かい説明をメールで、ただ順調ですとかだったら、私たちも安心していたのが、全く帰ってきたら様子も違う。行きたかったものに行けなかったという残念がっている子どもたちしか見なかったので、もうちょっとそこのところは気にかけてほしかったかな。子どもたちのことをもうちょっと考えてほしかった。旅行会社さんの方にも、学校さんの方にも」
また、妹を学校に迎えにいっていた姉は、その時の様子を。
【生徒の姉】
「なんかもう疲れて行きたくないみたいな。楽しいのかなと思って私はここで待っていたのですけど、なんか、あーって思って」
青森朝日放送の取材に対し、旅行会社は「行程通りできず申し訳ない。問題が生じた部分を明らかにし、繰り返さないように調査したい」と回答しました。
学校側は、「一切についてコメントできません」。
また青森市教育委員会側は、「学校から報告はいただいている。詳細ついては調査中です」とコメントしています。
ABA青森朝日放送より転用
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