9回裏2死三塁で継続試合…そこから2日間の雨天中止も 高校野球福岡大会早くも4度目の全試合順延、日程変更も
- スポーツ
- 2023年7月10日
福岡大会の注目スラッガー、九国大付の佐倉俠史朗
第105回全国高校野球選手権福岡大会は雨のため8日、9日と2日続けて全試合順延となった。1日に予定されていた開幕試合を含め全試合が中止になるのは4度目となる。
福岡南部では優勝候補の西日本短大付や福岡大大濠が5回コールド勝ちで強さを見せた一方、昨年準優勝の筑陽学園、昨秋の準優勝だった東福岡、今春のベスト4の福岡工大城東と上位進出が期待されたシード校が次々と敗れる波乱があった。
北部大会はプロ注目の佐倉俠史朗(3年)が引っ張る九州国際大付や好右腕、藤原大翔(3年)を擁する飯塚などシード校は順当に初戦を突破。7日に行われた門司大翔館と育徳館の2回戦は9回裏に育徳館が2―3と1点差に追い上げ2死三塁の場面で継続試合となった。続きは10日に筑豊緑地野球場の第1試合で行われる予定だが、2日間の雨天中止がどちらに味方するか。
3回戦は北部が10日から行われ南部は11日から。シードの北筑と攻撃力のある東筑との対戦や、福岡大大濠と福岡第一の実力校同士の対戦に注目だ。
南部は初戦を迎えていないチームが22校もあり、日程がずれた影響で2回戦と3回戦の間が中1日になってしまうチームもある。度重なる日程変更が大きく試合に影響しそうだ。北部と南部のチームが対戦する4回戦以降の「県大会」と呼ばれる決勝大会は当初14日からの予定だったが、雨天順延で3回戦終了が13日となり日程変更の必要が出てきた。「まずは10日に試合消化できるかを見て日程の変更を考えていきます」と福岡県高野連の吉岡徹郎理事長は話した。(前田泰子)
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西日本スポーツより転用
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